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伊東に暮らすようになって、どんなか?

Updated: Feb 1

2024/09/28


伊東に家を持ったのが今年4月、一旦メルボルンに帰って、また9月頭に来て、これまで通算30日くらいを伊東で過ごした。 


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メルボルンの日本人の友達に「伊東に家を買ったんだよ」と話すと、「一年に1ヶ月くらいしかつかわないのに、それで採算取れるの?」と聞かれた。私は「もう少し、2、3ヶ月は滞在すると思うよ」と答えた。一年のうち、1、2回帰国し、合計で3ヶ月くらいを日本で過ごし、残りの8、9ヶ月は家族がいるメルボルンで過ごす、それが最近10年間くらいの私の生活パターンだ。


しかし、最大3ヶ月としてもきっと採算は取れないだろう。ずっと以前にそういうことを税理士に相談したら、帰国のたびにホテルに滞在した方が家を買うより安くつくと言われた。そりゃあ、そうだ。


しかし、人生はお金だけではない。お金をどう使うか、ということの方が大事だ。損得だけじゃ割り切れない問題というのがたくさんある。家も、その一つだろう。


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それで、私が伊東に家を持ってどうかというと、非常に気持ちが落ち着いたと言える。日本に拠点がない時代が10年以上続き、その間は、調布の賢人こと、親友のM城さんの留守宅、あるいはやはり親友で、川崎の美人妻T林さんの空き家などを自由に使わせてもらっていた。この二軒に少なくとも100日以上は滞在した。しかも無料で。だから、もはやこの二人には無限の恩義があると言っても過言ではない。


しかし、その恩義に甘んじる時代が終わったことを、昨年くらいに感じた。なぜか?と問われても、よく分からない。しかし、なぜかその時が来たことを直感的に感じたのだ。不思議な感覚だが、そういうこともあって自分の家を持つことを決意したのだ。


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前置きがいつも、すごく長くなるのが私の文章の難点だ。だから、伊東に家を持ったメリットは何かというと:

>もはや、家探しをする必要がなくなった、

>日本に家が欲しいという欲求がなくなった、

>日本に自分のいる場所ができたという安心感が生まれた、

>この家は自分の持ち物であり、家財道具その他も自分の持ち物であり、

>それらをどう置こうが、何をしようが誰も文句を言わない。

とかだ。


伊東について言うならば、

>海の近くだし、窓からも海が見える、

>ちょっと行くと、きれいな海岸や散歩道や釣りができる磯などがたくさんある、

>気候が温暖で空気がきれい、

>魚がうまい、

>人が少なくて静か、

>のんびりしている、

>昭和的な街並みが懐かしい、

>温泉がある、

>昔風のお店がある、(お茶屋、鰹節屋、魚屋、お菓子屋など)、

>東京からは程よい距離(100キロ、電車で2時間ちょっと)、

>さびれてはいるが、観光地でもあるので、友達が遊びに来たがる、

>小さな町なので、30分もあれば自転車で一周できてしまう、

>どこへでも、大体歩いていける。


などなど。今のところ引っ越してきたばかりなので、良いことがとかく意識に上がる。


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しかし、難点もある。


>そこら中シャッター商店街、

>やっていた店でも、すぐに閉まる、

>新しい種類の店(例:ユニクロ、ニトリ、メガネ市場、ダイソー)は川奈方面の街道筋にあって徒歩で行くには遠い、

>店の種類が少なく大きな買い物は東京や沼津、三島などに出る必要がある、

>バス路線が複雑で分かりにくく、ルートによっては一日数本と言う不便さ、

>自家用車に頼る人が多くて車が多い、

>土曜日の夜などは暴走族が出現する、

>津波とか地震が起きるかもしれない、

>災害が起きたら孤立するかもしれない(道が少ない)


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などだ。大都市に比べて総合的には、子育て世代の人には不便な場所なのかもしれない。しかし、私としては、伊東に住んでいるのはワクワクなので、少しくらい不便なのは、逆に利点に感じられてしまう、と言うのが今のところの感想なのだ。

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