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Life about Melbourne and Ito
Tetsuta's Blog
メルボルン暮らし、伊東暮らし
豪メルボルン在住の筆者渡辺鉄太がメルボルンと静岡県伊東市の二股くらしについて書きます


じゃがいもの記憶
2021年5月23日 ささやかですが、庭で畑をやっています。昨夏はロックダウンなんかあったし、夏の間は結構せっせと雑草を抜いたり、土をこねたりしました。そのおかげで豊作とまでは言えないにせよ、トマトとかネギとか、手がかからない野菜はたくさんできました。何にせよ、野菜が収穫できるのは嬉しいものです。 コロナではいろいろな被害がありましたが、幸い我が家はさほど甚大な影響は受けずに済みました。でも投資なんかしていた人はさぞ肝が冷えたことでしょう。オーストラリアは、以前はラッキーカントリーなどと呼ばれていましたが、一つには高金利の国だったこともあるでしょう。しかし近年ではみるみる下がって、もはやゼロに近いことになってしまいました。もはや投資の面ではあまりラッキーな国ではなくなってきているのかも。 畑を耕していて思いましたが、畑はお金よりもずっとレートが高い気がします。農業が仕事だったらまた話は別でしょうけど、趣味でやる分には、余計なお金は畑に使うべきです。私は今年トマトの苗を10株くらい植えましたが、苗は一株二百円くらいなので、10株だと2000
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カウラまで (2回目):
ワンガラッタからカウラまで、ひとっ走り ワンガラッタからカウラまで400キロ、およそ4時間半のドライブ。オーストラリアは平らな大陸ですが、自動車で地表に張りついて走っていくと、平らな大地にも起伏があることが分かります。時速100キロで走っていくわけですが、僕の古いスバルにも速度コントロールが付いているので、アクセルから足を離しても車は同じ速度で勝手に走ってくれます。そうすると、大地の起伏もまるで海のうねりを船で乗り越えていくような気分。 ワンガラッタを朝7時に出発、ハンドルを軽く握って車を飛ばしていたら、昼過ぎにはカウラへ着いてしまいました。メルボルンとシドニー間のヒューム・ハイウェーは道が良いので、400キロのドライブも楽ちんです。早速日本庭園へ向かいます。曇りなのに結構暖かく、まずは外のテラスでコーヒーを飲みながら、素晴らしく手入れの行き届いた庭園を眺めました。明日の紅葉祭に備えて、庭園のスタッフや庭師がテントの設営などに走り回っています。コーヒーを飲むと支配人のシェーンさんが庭を一周案内してくれました。12エーカーもある日本庭園に来た
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カウラまで (1回目)
2021年5月7日 ニューサウスウェールズ州のカウラという町まで行ってきました。カウラはメルボルンから真北に700キロほど、車で9時間。シドニーからも西へ300キロ、4時間かかります。 (Yarra Valley) カウラは人口1万人ほどの田舎町で、行ったのは初めてです。そこまで行った理由は、カウラにある日本庭園で行われる紅葉祭りに招かれ、5月5日「こどもの日」に紙芝居をすることになったからです。私は「オーストラリア紙芝居協会」というグループに属していて、時々学校や図書館に招かれて紙芝居をすることがあります。今回は、地元の子どもたちに英語で紙芝居を行って欲しいという依頼でした。 カウラにどうして日本庭園があるかと言うと、ここには第二次対戦中に戦争捕虜の収容所があった場所で、日本やイタリアの捕虜が入っていたことに縁があるからです。1944年8月5日、収容所から日本兵捕虜が集団脱走を試み、230名余りが命を落としたという悲しい歴史があります。その230名はカウラに埋葬されましたが、戦後もカウラのオーストラリア在郷軍人会が墓地の管理を引き受けて
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メルボルンで医者通い
2021年4月25日 オーストラリアでは、昨年コロナのパンデミックになってから医者に行く人の数が減って、癌や心臓病などの重病の発見や治療に遅れが生じていると度々の報道がありました。 感染を恐れるあまり家から出たがらない人たちが増え(特にお年寄り)、加えて病院やクリニックも感染対策のガードが固くなり、医者に行きにくくなったという人が多いのだと思われます。 じゃあ、私自身はどうだったかと振り返ってみると、昨年来メルボルンでもコロナ感染者が増え始めてロックダウンも2、3回あったにも関わらず、結構足繁く医者に通っています。来年還暦だし、それなりに医者に行く用事が近年は増えつつあるのが理由ですが、ずっと家で仕事をしているので、医者でも良いから外に出たいというのが私の本音です。その上、もしかして医者好きな性分なのかも。幸い、重い病気には今のところ無縁ですが。 それで特にコロナ騒ぎになってから気がついたのですが、私は日本育ちで日本の医療に親しんで育ったにも関わらず、もう25年もオーストラリアにいるせいか、すっかりこちらの医療システムが心地
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絵本の出版記念会へ
2021年4月18日 土曜日、友達の絵本作家Jackie Kerinの絵本 The Amazing Case of Dr.Ward (Ford Street Publishing)の出版記念会があったので行ってきました。Jackie とは紙芝居を時々一緒にやっている仲間で、彼女はA K Aオーストラリア紙芝居協会というグループを立ち上げたストーリーテラーです。オーストラリアに紙芝居をやっている人なんているの?と思う人もあるかもしれませんが、実は結構たくさんいるのです。A K Aも会員が百名ほどになり、私もそのメンバーの一人。 そのJackieが何年か越しで作っていた絵本がようやく出来上がり、晴れて知人や友達を集めて出版記念会を行うことになりました。場所はシティの北のBrunswickという地域で、昔は庶民的な下町だった所ですが、今は若者やアーティストが集うメルボルンでも最もおしゃれな街です。出版記念会の会場はそこにあるMoss Upon a Time というギャラリースペースで行われました。 https://www.mossuponati
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ジーロンでテングダイを釣る
2021年4月12日 秋休み。何度か以前書いたブログにも登場してもらいましたが、ジーロンの釣り師K松さんに 「釣りに来ませんか?」と誘われたので、2ヶ月ぶりくらいで釣りをしに行きました。ジーロンまでは、メルボルンの東側の我が家からは西へ向かって車を飛ばして2時間ちょっと、距離にして130キロほどです。珍しく早起きして、早朝のプリンセスハイウェーをひた走りました。 2時間でジーロンの先のベラリン半島に到着。K松さんは地元なので、とっくにポイントに到着して自慢のフカセ釣りの竿を垂らしています。「何か釣れますか?」と尋ねると、「アジが少し釣れました」との答え。私も早速竿を垂れました。天気は、風もなく、夏みたいな青空が広がっています。今日は気温が30度まで上がる予定で、秋というよりは夏の気候です。遠くの浜辺では学校が休みの子供たちが遠浅の浜で泳いでいます。今年の夏は涼しかったので、今頃夏がやってきたみたいな気分。 「こんな晴れていると、逆に釣れないですねえ。ちょっと曇りくらいが一番いいですよ」とK松さん。私とK松さんは古い付き合いで、知り合っても
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秋晴れなので、タラワラ美術館まで
2021年4月3日 メルボルンはイースター、復活祭の四連休です。しばらく雨ばかり降っていましたが、この連休は秋晴れが続きました。 連休の真ん中の土曜日、メルボルン東の郊外ヒールスビル近くにあるタラワラ美術館へ行くことにしました。シティに住んでいる娘も連休で帰って来ているので、妻と娘と3人で出かけまし た。今回はタラワラ・ビエンナーレ展が開催されていて、実は妻の作品も展示されているので楽しみです。娘と妻はせっかく出かけるのだからと、少しお洒落をしていますが、私は普通のポロシャツで出かけました。 途中のヤラグレンという田舎町で、チーズを作っているヤラバレー・デイリーというデリカテッセンに寄って早めの昼ごはん。 https://yvd.com.au ヤラバレーにはワイナリーがたくさんあって、酒飲みには楽しい場所ですが、僕は3年前に酒をやめたので、ワインにはもう縁がありません。ここら辺りでは近年はワインだけでなく、地ビールやジンなども作っていて、まだ酒を飲んでいたら酒蔵を訪ねて歩くのもさぞ楽しかったろうにと少し残念ですが。 ヤラバレー・デイリーは
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なるべく距離を開けてください
2021年3月28日 土曜日、久しぶりに電車でメルボルンのシティに出ることにしました。1時間だけの旅ですが、電車には滅多に乗らないので楽しみでした。ビクトリアマーケットに古本市が出るというので、冷やかしに行くことにしました。 久しぶりに外出して気晴らししようと思ったのは、自分を慰めるためと言ってもいいかもしれません。実は今週、ちょっとした出来事が二つあったからです。 一つは数日前、歯医者で奥歯を抜いてインプラントを入れたことです。「30分くらいで終わりますよ」と歯医者は言ったのですが、倍の1時間くらいかかりました。最初に問題の奥歯を抜きましたが、ドリルが「キーン!」と脳髄を貫くようなすごい金属音で、思わず「ぎゃー!」と絶叫しそうになりました。その次に抜いた後の骨を削るドリルもすごくて、「ガリゴリ、ゴリゴリ!」と振動が激しく、あたかも削岩機を口に入れられたように頭蓋骨全体と脳味噌がブルブル震えました。痴呆症になったらどうしようと心配になったくらいです。おまけに、ちょっとした海外旅行ができるくらいの高額な請求書も加わり、終わった後は魂が抜
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郵便受けの未来
我が家は、メルボルンの東側、ベルグレーブの町にあります。ここの家に引っ越してからもう 20年以上経ちました。引っ越してきた時なぜかちゃんとした郵便受けがついてなかったので、自分で作りました。それが20年経ったらペンキが剥がれ、板も虫食いでボロボロになったので、昨日作り直してペンキを塗りました。この20年間にはインターネットが普及し、もうちっとも手紙を書かなくなりましたが、それでもまだいくらかは郵便が来るので、まだ郵便受けはなくせません。 20年経った郵便受け この間、近所を歩きながらいろいろな郵便受けを観察しました。なかなか工夫を凝らした楽しい郵便うけもありましたが、仕方なくそこにある、そんな感じの古びた郵便受けも増えた気がします。古びた郵便受けからは、愚痴やら不平が聞こえてくるような気がしました。「いつも送られてきた絵葉書はどこに行ったんだ?きれいな絵葉書を見るのが楽しみだったのに!」、「手紙や誕生カードはどうしたのかしら?娘も孫も何も送ってくれないわ」、「以前は銀行からの通知や電気代の振込用紙なんかも定期的に来たのに、それもこない。みんなイン
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ウォーバートントレールを自転車で走る
2021日 3月13日 先週の日曜日、秋晴れだったので自転車でウォーバートントレール(Warburton Rail Trail)を走りにいきました。ウォーバートントレールは、メルボルンの東のリリデールという町から、40キロ東にあるウォーバートンという村までつながっている自転車専用道です。もちろん自転車だけでなくて、ランニングの人も、散歩の人も、馬や馬車の人も利用できます。地元の人たちは、この道をウォービー・トレールと呼んで親しんでいます。 僕はウォービーは、運動のために月に一回くらいは走っているかも。うちからは途中まで車に自転車を積んで行きますが、30分でつきます。全路線40キロを往復走るとなると80キロになっちゃって大変なので、大概は60キロくらいを4時間かけて走ります。 初めてウォービーを走ったのは、息子が5歳の時(今息子は18歳)です。自転車に乗れるようになったので試しに連れて行ったら、ヨタヨタしながら15キロも走ってびっくりしました。それで、しばらくは息子と二人でよく走りにいきました。もうあまり一緒には行かなくなりましたけど。...
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タイムブック・セラー:過ぎ去った時を売るメルボルンの古書店
2021年3月3日 前回は、クレズウィックという田舎町に住んでいたサイモン・マクドナルドという詩人の伝記について書きました。 Time Out of Mind (未邦訳、仮題『記憶の中のあの頃』)という本ですが、この本は、あるアメリカの古書店のサイトで見つけました(Amazonじゃありません)。メルボルンの僕が、オーストラリアの本をアメリカの書店サイトで買うのも妙ですが、それでも注文したら、送ってきたのはメルボルンの古書店でした。何だかすごい回り道の上、アメリカの書店にコミッションだけ払って損した気がしたので、今度から直接このメルボルンの書店から買うことにしました。メルボルン のタイムブック・セラーという古書店です。古い本を「タイムブック」と呼ぶのも洒落ていますね。 https://timebooksellers.com.au/index.html タイムブックセラーの倉庫 調べてみると、タイムブック・セラーは、うちから車で1時間もかからないソマービルという町にあることが分かりました。オーストラリアの歴史関係の本を専門においているよう
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思いついて、クレズウィックまで行ったこと
2021年2月28日 昨暮れ、ロックダウン中にサイモン・マクドナルドと言う詩人(1906−1968)の伝記を読んでいて、その舞台となっているメルボルン 西方のクレズウィック(Creswick)という田舎町に行ってみたくなりました。 Time Out of Mind (日本語仮題『思い出のあの頃』ヒュー・アンダーソン著)という本です。このサイモンさんは、詩人と言っても実は田舎の貧乏暮らしだった人で、クレズウィック周辺のパブでアイルランド民謡を歌ったり、おじいさんから聞いた民話を語ったりして酒代を稼ぎ、それ以外は、畑でジャガイモを堀り、廃坑を漁って金探しをしたりしていた仙人のような人でした。この本は、その人生を郷土史家が聞き書きしたものですが、その口調があまりに面白かったものですから、引き込まれて読んでいたのです。 12月、外出規制も緩くなったので、僕はメルボルン東側の我が家から170キロほど西方のクレズウィックに向かいました。クレズウィックはバララットと言う大きな農業集積地の町の近くで、その辺には日本の製粉会社の工場なんかもあります。メルボルン
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