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Life about Melbourne and Ito
Tetsuta's Blog
メルボルン暮らし、伊東暮らし
豪メルボルン在住の筆者渡辺鉄太がメルボルンと静岡県伊東市の二股くらしについて書きます


柚子の冬
2021年7月4日 ある方から柚子を袋いっぱいいただきました。オーストラリアでは、柚子はほとんど売ってなくて貴重ですから、本当にありがたい贈り物です。私は、子ども時代も含めて日本にいた時は柚子なんて全く気にもとめていませんでした。冬になれば、柚子があるのが当たり前のような感じ。柚子湯によく入りましたが、柚子がお湯に入っているのは邪魔くさくて嫌でした。でも、オーストラリアにいると柚子は貴重な上に懐かしくもあり、果汁も皮もタネもちょっとでも無駄にせず、100パーセント活用します。 柚子が素晴らしいのは、何と言ってもあの香りと、ちょっと苦味のある酸味でしょう。柚子を鼻にあてて匂いを嗅いだ時の、あの冬がきたなあという感じはたまりません。メルボルンの7月は一年でも一番寒い時期ですが、季節の変わり目を、こうやって季節の風物で感じる時こほど、今は遠くなってしまった日本の四季の変化を懐かしく思う時はありません。 なんという空の和やかな柚子二つ三つ 種田山頭火 柚子イコール冬と思って歳時記をめくってみたら、柚子は秋の季語でした。柚子が出回り始めるのは確か
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隣人に薪をたくさん貰ったこと
2021年6月28日 この週末、隣の家のマイケルが「薪欲しくない?」と聞いてきたので、二つ返事で「イエス!」と答えたら、山のような薪を譲ってくれました。こんなうまい話は滅多にありません! でも、どうして気前良く薪をくれたのかと言うと、マイケルの家ではもう薪ストーブは使わないことにしたからだそうです。「屋根のソーラーパネルは発電してくれるし、暖房だけでなくて夏はクーラーも使えるように、居間には省エネタイプのエアコンを導入したんだよ。それに薪を置いてあった物置もボロボロだし、作り直すことにしたんだ」と、マイケルは嬉しそうに言いました。だから、たくさん積んであった薪は邪魔になったと言うわけ。その薪は、以前の住民が残していったものですが、まだたくさん残っていたのです。マイケルたちは3、4年前に隣に引っ越してきたばかりですが、小さい子供が三人いて、ひっきりなし家のリノベーションをしています。しかもI T技術者のマイケルは、省エネできることは可能な限りやろうと言う考えです。 一方我が家としては、乾いていて、しかもすでに割ってある薪をこんなにたくさんもらえるこ
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冬の散歩
2021年6月22日 メルボルンは真冬。6月21日は日本では夏至ですが、地球の反対側のメルボルンでは冬至です。一年の間で一番寒いのも6月の気がします。昨日もすごく寒かったです。 それでも私は、朝とか夕に散歩に出ます。でも、家の周りだけだと飽きてくるので、気分を変えて車でちょっとそこらまで出て散歩してくることもあります。特に、コロナ禍の今はあまり遠出もできないし、人混みはなるべく避けたいし、車で散歩に出かけるのは矛盾しているようで好きじゃないのですが、少しくらいは仕方ないですね。 昨日は、うちから5キロくらい離れたところのリスターフィールド湖の周りを歩いてきました。一周5キロくらいでしょうか、1時間くらいで湖を一周できます。夏は泳ぎに来る人がたくさんいて、カヌーやヨットをやる人も。マウンテンバイクのコースもあります。人気のある場所なので、昨日もずいぶん人がたくさん歩いていました。リスターフィールド湖の南側はエンデバーヒルズという郊外の町なのですが、ここはメルボルンでもたくさんのアフガニスタン移民が暮らしている場所なので、今日もそんな感じの人たちがた
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洞窟生活
2021年6月16日 メルボルンは6月に入ると本格的に冬になり、雨が多くなります。時に気圧が乱れると、大荒れになり、大雨が降り、同時に大風が吹くことがあります。そんな時は布団をかぶって寝てしまえばいいのですが、雨が降って地面が緩くなり、そこへ風が吹くと、30メートルものユーカリの大木があちこちで倒れ、電線を切ったり、道路を遮断したり、家を倒壊させたりします。そんなことが大概年に一回くらいはあるでしょうか。 5月末からコロナ禍による2週間のロックダウンがあり、それも翌日は解除という晩、これでやっと好きな時に外出もでき、子どもの学校も再開し、やれやれと思っていたら、夜半から大荒れで、ゴーっと風が吹いて雨がざあざあ降り。布団に入って寝ようとしていたら電気がパチパチっと2、3回瞬いて、その後は停電で漆黒の闇です。そのうち点灯するだろうと寝てしまいましたが、朝になっても全く回復せず。ラジオでニュースを聞いたら、メルボルン東側の私たちの住んでいるダンデノン山脈から東は、昨夜の嵐でとんでもない被害になっていました。二十万軒もの家が停電、100キロほど先のラトロ
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タコに会いたい
2021年6月7日 悲しいかな、メルボルンは現在四回目のロックダウンの最中で、遠出ができない。遠出ができないと、いろいろ美味しいものを食べに行くこともできない。当然、頭の中は食べられなものや、行きたくても行けない場所に行きたいと言う妄想で膨らんでいくのです。 好きな食べ物は?と聞かれて、「タコ」と答える人もあまり多くないかもしれません。しかし、私は大のタコ好き。酢ダコ、居酒屋のメニューにあるようなタコの天ぷら、柔らかく茹でたおでんのタコなどは本当に大好物。ああ、タコが食べたい! なぜタコのことを書いているかと言うと、しばらく前にネットフリックスでタコの映画を見たからです。ある晩、妻と何か映画を観ようと言うことになってあれこれ探していたら、 My Octopus Teacher (邦題 『 オクトパス の神秘: 海の賢者は語る』) というドキュメンタリーがありました。 タコの映画かぁ…とも思ったんですが、誰かが「面白かったよ」と言っていたのを思い出したので観ることに。そしたら 、その通りでとても面白かったです。お勧めです。 ...
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「散歩写真」を撮りに
2021年5月31日 この間、友達のRさんと写真やカメラのことについて話す機会がありました。Rさんは、写真やカメラに詳しいメルボルン在住の日本人の友達です。 現在はカメラよりも携帯で写真を写すのが普通なのかもしれませんが、私は携帯電話に移行するのが遅かったのと、前からカメラで撮らないと写真を撮った気分がしないので、今でもカメラを使い続けています。ただ、小さなコンパクトデジタル(すなわちコンデジ)を使っているので、いろいろな風に焦点を合わせたり、シャッタースピードを好きに変えたりできないので、最近は少し上のグレードのカメラに替えようかと考えています。そこで、カメラに詳しいRさんにアドヴァイスを求めた訳です。 で、どんなカメラが良いとかテクニカルなことはあえて書きませんが、Rさんに聞いたことで面白かったのが、「散歩写真」というジャンルのことでした。 Rさんは、ポートレイトや人物写真を撮らせたらとても上手なので、今もそういう写真ばかり写しているのだと思ったら、「いやいや、この頃は時間もないし、僕が撮っているのは散歩写真ばかりですよ」と言
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じゃがいもの記憶
2021年5月23日 ささやかですが、庭で畑をやっています。昨夏はロックダウンなんかあったし、夏の間は結構せっせと雑草を抜いたり、土をこねたりしました。そのおかげで豊作とまでは言えないにせよ、トマトとかネギとか、手がかからない野菜はたくさんできました。何にせよ、野菜が収穫できるのは嬉しいものです。 コロナではいろいろな被害がありましたが、幸い我が家はさほど甚大な影響は受けずに済みました。でも投資なんかしていた人はさぞ肝が冷えたことでしょう。オーストラリアは、以前はラッキーカントリーなどと呼ばれていましたが、一つには高金利の国だったこともあるでしょう。しかし近年ではみるみる下がって、もはやゼロに近いことになってしまいました。もはや投資の面ではあまりラッキーな国ではなくなってきているのかも。 畑を耕していて思いましたが、畑はお金よりもずっとレートが高い気がします。農業が仕事だったらまた話は別でしょうけど、趣味でやる分には、余計なお金は畑に使うべきです。私は今年トマトの苗を10株くらい植えましたが、苗は一株二百円くらいなので、10株だと2000
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カウラまで (2回目):
ワンガラッタからカウラまで、ひとっ走り ワンガラッタからカウラまで400キロ、およそ4時間半のドライブ。オーストラリアは平らな大陸ですが、自動車で地表に張りついて走っていくと、平らな大地にも起伏があることが分かります。時速100キロで走っていくわけですが、僕の古いスバルにも速度コントロールが付いているので、アクセルから足を離しても車は同じ速度で勝手に走ってくれます。そうすると、大地の起伏もまるで海のうねりを船で乗り越えていくような気分。 ワンガラッタを朝7時に出発、ハンドルを軽く握って車を飛ばしていたら、昼過ぎにはカウラへ着いてしまいました。メルボルンとシドニー間のヒューム・ハイウェーは道が良いので、400キロのドライブも楽ちんです。早速日本庭園へ向かいます。曇りなのに結構暖かく、まずは外のテラスでコーヒーを飲みながら、素晴らしく手入れの行き届いた庭園を眺めました。明日の紅葉祭に備えて、庭園のスタッフや庭師がテントの設営などに走り回っています。コーヒーを飲むと支配人のシェーンさんが庭を一周案内してくれました。12エーカーもある日本庭園に来た
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カウラまで (1回目)
2021年5月7日 ニューサウスウェールズ州のカウラという町まで行ってきました。カウラはメルボルンから真北に700キロほど、車で9時間。シドニーからも西へ300キロ、4時間かかります。 (Yarra Valley) カウラは人口1万人ほどの田舎町で、行ったのは初めてです。そこまで行った理由は、カウラにある日本庭園で行われる紅葉祭りに招かれ、5月5日「こどもの日」に紙芝居をすることになったからです。私は「オーストラリア紙芝居協会」というグループに属していて、時々学校や図書館に招かれて紙芝居をすることがあります。今回は、地元の子どもたちに英語で紙芝居を行って欲しいという依頼でした。 カウラにどうして日本庭園があるかと言うと、ここには第二次対戦中に戦争捕虜の収容所があった場所で、日本やイタリアの捕虜が入っていたことに縁があるからです。1944年8月5日、収容所から日本兵捕虜が集団脱走を試み、230名余りが命を落としたという悲しい歴史があります。その230名はカウラに埋葬されましたが、戦後もカウラのオーストラリア在郷軍人会が墓地の管理を引き受けて
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メルボルンで医者通い
2021年4月25日 オーストラリアでは、昨年コロナのパンデミックになってから医者に行く人の数が減って、癌や心臓病などの重病の発見や治療に遅れが生じていると度々の報道がありました。 感染を恐れるあまり家から出たがらない人たちが増え(特にお年寄り)、加えて病院やクリニックも感染対策のガードが固くなり、医者に行きにくくなったという人が多いのだと思われます。 じゃあ、私自身はどうだったかと振り返ってみると、昨年来メルボルンでもコロナ感染者が増え始めてロックダウンも2、3回あったにも関わらず、結構足繁く医者に通っています。来年還暦だし、それなりに医者に行く用事が近年は増えつつあるのが理由ですが、ずっと家で仕事をしているので、医者でも良いから外に出たいというのが私の本音です。その上、もしかして医者好きな性分なのかも。幸い、重い病気には今のところ無縁ですが。 それで特にコロナ騒ぎになってから気がついたのですが、私は日本育ちで日本の医療に親しんで育ったにも関わらず、もう25年もオーストラリアにいるせいか、すっかりこちらの医療システムが心地
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絵本の出版記念会へ
2021年4月18日 土曜日、友達の絵本作家Jackie Kerinの絵本 The Amazing Case of Dr.Ward (Ford Street Publishing)の出版記念会があったので行ってきました。Jackie とは紙芝居を時々一緒にやっている仲間で、彼女はA K Aオーストラリア紙芝居協会というグループを立ち上げたストーリーテラーです。オーストラリアに紙芝居をやっている人なんているの?と思う人もあるかもしれませんが、実は結構たくさんいるのです。A K Aも会員が百名ほどになり、私もそのメンバーの一人。 そのJackieが何年か越しで作っていた絵本がようやく出来上がり、晴れて知人や友達を集めて出版記念会を行うことになりました。場所はシティの北のBrunswickという地域で、昔は庶民的な下町だった所ですが、今は若者やアーティストが集うメルボルンでも最もおしゃれな街です。出版記念会の会場はそこにあるMoss Upon a Time というギャラリースペースで行われました。 https://www.mossuponati
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ジーロンでテングダイを釣る
2021年4月12日 秋休み。何度か以前書いたブログにも登場してもらいましたが、ジーロンの釣り師K松さんに 「釣りに来ませんか?」と誘われたので、2ヶ月ぶりくらいで釣りをしに行きました。ジーロンまでは、メルボルンの東側の我が家からは西へ向かって車を飛ばして2時間ちょっと、距離にして130キロほどです。珍しく早起きして、早朝のプリンセスハイウェーをひた走りました。 2時間でジーロンの先のベラリン半島に到着。K松さんは地元なので、とっくにポイントに到着して自慢のフカセ釣りの竿を垂らしています。「何か釣れますか?」と尋ねると、「アジが少し釣れました」との答え。私も早速竿を垂れました。天気は、風もなく、夏みたいな青空が広がっています。今日は気温が30度まで上がる予定で、秋というよりは夏の気候です。遠くの浜辺では学校が休みの子供たちが遠浅の浜で泳いでいます。今年の夏は涼しかったので、今頃夏がやってきたみたいな気分。 「こんな晴れていると、逆に釣れないですねえ。ちょっと曇りくらいが一番いいですよ」とK松さん。私とK松さんは古い付き合いで、知り合っても
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