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Life about Melbourne and Ito
Tetsuta's Blog
メルボルン暮らし、伊東暮らし
豪メルボルン在住の筆者渡辺鉄太がメルボルンと静岡県伊東市の二股くらしについて書きます


雨上がりの庭で
2021年12月19日 今年はラニーニャの年だそうで、雨が多い。オーストラリア的には雨が多いのは良い。乾いた大陸だからだ。乾いた夏はたまらない。12月中はまだしも、1月に入るとメルボルンでも40度くらいの日がぽこぽこある。そうなるとブッシュファイヤーの警報が出る。山に住んでいる私たちは避難ということになる。そういう乾いた年は、ここ数年ないから安堵しているが、今年も雨が多いというのでやれやれ助かる。 12月の今は、爽やかな気候で、晴れている日は天国のようだ。庭に出て空を見上げると、コカトゥーという大きな白い鳥が空をかすめていく。 でも、今日の日曜日は、降ったり止んだりだ。日曜だから仕事もせずに、部屋であれこれ本を読んだりしている。午前中は久しぶりに女房に髪を切ってもらった。オーストラリアへ来て25年になるが、こちらで床屋に行った回数は数えるほどしかない。いつもカミさんに切ってもらう。こちらへきて5年ほどは留学生で金もなかったから床屋代をケチるためだっただが、今でもカミさんだ。お返しに、「たまには僕が切ってあげましょうか?」と言うが、「それ
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やっぱり会って話すのがいい
2021年12月9日 10月の終わりに長かったロックダウンが明けてから、(ワクチン接種をした人には)メルボルンには、ほぼ日常と言える日々が戻ってきた。僕のような家で静かに仕事をしている人間にも少しは交友関係があるので、人と会って話す機会がまた増えた。 昔からの友達で、詩人のマーティンには半年ぶりくらいで会っただろうか。僕が書いた童話の英語訳を添削してもらったので、ある日の午前、そのことで彼の家に行った。どれだけ長く英語に接していても、所詮は僕にとっては第二言語、いつまで経っても日本語と同じように使えるようにはならない。だから詩人の彼などに英語を直してもらうのだが、マーティンにかかると、まあまあだと自分では思っていた英語訳も真っ赤に添削される。 その童話には人と星とが登場するのだが、星を人格のある存在とするか否かで、関係代名詞のthatを使うのかwhichを使うのか違ってくると言われた。言われればそうかとも思うが、そんなこと全然考えていなかった。いい加減な気持ちで文章を書いていたことを彼に思い知らされる。 別のある日、メルボルンの大学で日本語を教え
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コロナ読書日記
2021年11月28日 クリスマスが近づいてきたと言う実感がする。それは同時に年末が近づいてきた、それと、オーストラリアのクリスマスは夏のクリスマスなので、夏休みが近づいてきたと言うことにもなる。我が家の場合は、11月以降は、息子の誕生日、娘の誕生日がその直前にあるので、11月と12月は忙しいし、それに物入りでもある。 が、楽しい季節でもあるので、文句は言わないことにしよう。 もう5、6年も前になるが、昔馴染みだった編集者に、「オーストラリアに住んでいるんだから、夏のクリスマスの絵本を書いてくださいよ」と言われて、『コアラのクリスマス』と言う絵本を妻にイラストを描いてもらって作った(渡辺鉄太文、加藤チャコ絵、福音館書店)。話の筋は、北半球が雪嵐でサンタが南半球まで来られなくなり、代わりにオーストラリアの動物たちがサンタの代わりに子供たちにプレゼントを配って歩くことにしたと言う物語。まず動物たちは会議を開き、誰がサンタになるか相談した。そこでコアラが一番サンタに似ているという意見で一致し、コアラのサンタが、他の動物と協力してプレゼントを配り終
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シュタイナー学校の卒業式
2021年11月21日 オーストラリアの年度末は11月後半から12月にかけてなので、うちの息子の高校の卒業式も先週ありました。息子はシュタイナー学校に行っていたので、普通の卒業式とはちょっと違う趣の卒業式でした。 どんな感じかと言うと、まず卒業式の前夜、卒業生たちは幼稚園から11年生まで、下級生の教室を色々な風に綺麗に飾りつけます。これは、「どうかみんな元気でね。これまでありがとう、また会いましょう!」と言ったメッセージを込めて行う伝統です。 だから、卒業式当日は、下級生たちは自分たちの教室がどんな風に飾られているか楽しみに、ワクワクしながら登校します。卒業生たちは、登校すると最後のホームルームをして、ロッカーの片付けなど。それから、卒業生と先生たちは、親たちも交えてモーニングティーで歓談です。茶話会というやつですね。でも、スピーチとか挨拶は一切なし。メルボルンはやっとロックダウンも明けたので、こういう集まりも、野外ならばほぼ人数制限なしに行えるようになりました。いやあ、良かった、良かった。 それから、全校生徒と親と先生たちが、全員校
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空模様の加減が悪くなる前に
2021年11月14日 (今回は、「―です、ます」調ではなく、「―だ」調で書いた。やっぱり、その方が自分の気持ちを自由に書ける気がしたのです。もしかしたら、今後はずっとそうするかも。) 春だからか、天気の変化が激しい。でも、メルボルンは1日のうちに四季があると言うくらいで、いつだって暑くなったり寒くなったりする。10月以降は夏時間だから夏なのだが、地球は人間の都合を考えたりはしてくれない。 空模様の加減が悪くなる前に、ちょっと町まで散歩に出る。 町というのは僕が住んでいるベルグレーブのことだ。ダンデノン丘陵の入り口の町だ。山肌に張り付いた、ちょっとした高原のような町だ。最初に引っ越した頃はそんなところが嬉しかったが、今はもう見慣れてしまって、景色を見ても最初の頃のようなウキウキ感はない。 (ベルグレーブ全景) 最近はミラーレス・カメラを買ったので、カメラをぶら下げて散歩写真を撮りがてらそこらを一周してくることが増えた。犬でも飼っていれば犬連れで歩けるのだが、犬は飼ってないから一人でぶらぶら歩く。オーストラリア人は観光地にでも行かない限り、まず絶対
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ブドウを間引く
2021年11月7日 メルボルンも初夏のような天候に時々なるようになって、朝の散歩が気持ちいい時期になりました。 (ハロウィーンの痕跡が残る路上) (芝を刈り込んだ庭は気持ちいい) 屋根の横っちょの木材が腐ってきたので、天気の良い先週のある日これを取り替えようと、大工の友達のギャリーに来てもらって作業をしました。 自分だけでもできそうな作業だったけど、やってもらったら、やっぱり本職の大工は違うなと感心しました。一つは板の切り方。ピシッと合わせるために何度も長さや角度を定規や分度器で測ってから切ること。それと、板と板を継ぎ合わせるときは、継ぎ合わせる箇所を45度に斜めに切って継ぐ。こうすると接する面積が広くなって強度が増すんですね。こう言うことは、プロだからやることで、僕だったら思い付かないし、面倒だから適当に済ませてしまうでしょう。 ギャリーは、個人経営の大工さんで、こういう細かい仕事は、「はいよっ!」って暇ができると来てくれるので重宝しています。料金も決して高くない。もう30万キロも走っているトヨタのハイラックス四駆の荷台に仕事道具一式を乗
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走りながら瞑想する
2021年10月31日 10月も今日で終わり。みんなそうかもしれないけど、今年は、コロナのせいで何だか空白の一年だったような気もします。考えてみれば(考えなくとも)、僕には50代最後の一年なので、それがこんな一年で良かったのかと考えますが、そうは言っても、自分的にはそれなりに頑張ったではないかとも思うので、これで良かったことにしましょう。 (土曜日は雨がたくさん降った) さて、春のメルボルンの天気は変わりやすく、降ったり晴れたりで、相当の降雨があったかと思うと、ピカーンと晴れたり。普段は机に座っている時間が多い僕は、晴れるとお尻がそわそわし、ビタミンDとかセロトニンとか、楽しく健康に生きるために必要な物質を分泌しなければと、外に飛び出すのです。 (日曜日はカーンと晴れた) 昨日土曜日は、やっと雨が止んで曇りになったので、伸びた庭の芝を刈りました。少しまだ濡れている芝を刈ると、芝刈り機のエンジンがすぐ止まってしまうので面倒ですが。やっといて何ですが、芝刈りと言うのは地球温暖化の面から考えると、非常によろしくないことです。しかしながら、芝刈りはオース
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アップウェイ・ファーマーズ・マーケットまでぶらり
2021年10月24日 ロックダウンが明けた最初の週末、近所のアップウェイ・ファーマーズ・マーケットまでぶらりと行ってきました。アップウェイは、我が家のあるダンデノン山の、山に上がると最初くらいにある小さな町です。ここの商店街は、大きな通りから入った裏通りにあって、静かなんです。電車の駅がすぐ横にあるので、日本の駅前商店街みたいな感じ。 アップウェイ・ファーマーズ・マーケットは、毎月一回、第4日曜日に開かれるようです。が、これからクリスマスシーズンに入ると、もう少し頻繁にあるのかも。メルボルンに数多くあるマーケットの中では新参のマーケットですが、こじんまりした感じで、とてもいい感じ。人がやたら多くて、車の駐車場も見つからないようなマーケットは嫌ですもんね。ロックダウンが明けた最初の日曜日なのに、そんなに人出はありませんでした。 朝方小雨が降っていたせいもあるかな。 マーケットに入ると、すぐに日本風の出店が。サオリ・ジャパニーズ・プレミアムソースという名前です。 https://www.saorijapanesesauce.com.au/info.
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いろんなことがあったよ、ロックダウン
2021年10月21日 メルボルンのロックダウンが、いよいよ明日10月22日で明けようとしています。 ビクトリア州のワクチン接種率も二回目接種が70パーセントに至ったからです。今回明けるのは6回目のロックダウンで、8月5日に始まって以来2ヶ月半に及びました。おかげでシティに住む娘にはずっと会えずじまいです。昨2020年3月30日以来、メルボルンのロックダウンを全部足すと合計245日間になるそうで、ブエノスアイレスを抜いて世界最長になったそうです。そんなことが自慢になるのか分かりませんが、メルボルンの住民はロックダウン最終日の今日、さまざまな思いを胸にしていることでしょう。 (ロックダウン中に充実した近所の古本交換ライブラリー) ロックダウンが明けて、生活がだんだんまた元に戻っていくのは本当に嬉しいことです。今年の後半になってワクチン接種も進み、私も接種を二回して、晴れてデジタル接種証明を携帯電話に入れて持ち歩くようになると、だんだん希望が見えてきた気がします。日本も含めた海外の状況もだんだんコロナ以前の状態に近くなるのにも励まされます。...
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隙間をふさぐ
2021年10月10日 (サンルームには、粗大ゴミから拾ってきたソファーが置いてあって快適) 我が家のサンルームは、コロナのロックダウンになってから、暇を持て余したカミさんと息子が白くペンキを塗ってくれたので、とてもきれいになりました。天井にブドウ蔓が這わせてあるので、夏になると室内にブドウがなります。ただ、近年は栄養が足りなかったせいか、あまり収穫がなかったのですが、昨冬にたくさん肥やしをやって、余計な枝を思い切って切り込んだら、今年はすごくたくさん実がつきました。収穫は夏の終わりなのでまだ先ですが、 とても楽しみです。 (まだ小さいブドウの実) ところがブドウには敵がいて、サンルームの扉を開いておくといろいろな生き物が侵入してきます。隙間からも入ってきます。蝶々、ナメクジ、カタツムリ、ゲジゲジ、蜂、アリ、蛾、鳥、ポッサムなどなど。 その中でも大敵は蝶で、サンルームの中を蝶々が飛んでいる様子はとても綺麗なのですが、葉っぱに卵を産んでいくので、気がつくと青虫が葉っぱをみんな食べてしまいます。 それから鳥たち。サンルームのドアをうっかり開けておくと
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メルボルンの地震
2021年9月26日 メルボルンには滅多に地震がないのですが、 先日マグニチュード5.9の地震があって驚きました。朝9時過ぎのことで、私はたまたま散歩に出ていて全く揺れに気がつきませんでした。なんだかちょっと残念でした。 (シャーブルックの森) 散歩から家に帰るとカミさんが、「今地震があったでしょ、分かった?」と言いました。冗談を言っているのかと思いましたが、ニュースを見ると大きく報道されていて嘘でないと分かりました。 オーストラリアは日本のように火山帯の上にはないので、滅多に地震はありません。でも、地殻はゆっくり動いているので、60年に一度くらいは大きな地震が起こることは避けられないそうです。私がオーストラリアへ来て25年経ちましたが、体感できる地震にあったのはこれで2度目なので、もう生きている間にオーストラリアで地震を体験することはないのかもしれません。 (ぼきりと折れている巨木) 以前オーストラリア人の友達に、「日本は地震がしょっちゅうあるのに、どうしてあんなにたくさん人が住んでいられるのか?」と聞かれたことがあります。素朴な疑問ですが、い
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ミッドライフクライシス( 中年の危機)対策にしたこと
2021年9月11日 先日、天気も良かったので、ガレージにずっと仕舞ってあったシーカヤックにたまった埃を洗い流すために、近所の湖を一周してきました。 (近所の湖をカヤックで散歩。徒歩では行けない場所に行けるのがメリット) 久しぶりにカヤックを漕ぎながら、ずっと以前に「ミッドライフクライシス( 中年の危機)」が自分にもあったなとふと振り返りました。今から10年ほど前、50歳になった頃前後に、いろいろ気持ちが揺れて、あちこち体調も悪くなったりしました。そこで、これではいかん、もう少し頑張らなければ!と始めたのが、シーカヤックでした。 (うちのガレージはオモチャ箱状態) (シーカヤックと私) 最初は、二日間のシーカヤック入門コースに入りました。初歩的な漕ぎ方、救助法、観天望気(天気の読み方のこと)、海図の読み方など教わりました。メルボルンのカヤックショップが主催したコースでしたが、なかなか厳しくて、初日に二十名ほどいた参加者が、二日目は半分に減っていました。 そのコースを終えてから、僕は「えいやっ!」と清水の舞台から飛び降りるようなつもりでシーカヤック
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オーストラリアの春の季語
2021年9月5日 9月になり、メルボルンも春ということになりました。カレンダーでは9月1日から11月30日がメルボルンの春ってことになっています。 (うちのプラムの木) 日本の俳句詠みの人が書いたブログを読んでいたら、「オーストラリアに旅行した時に俳句を読もうとしたが、季語が使えなかったから、仕方なく季語を無視した俳句を書いた」というようなことが書いてありました。 まあ、オーストラリアは日本と季節が逆だから仕方ないとも言えるし、逆に、日本語の俳句の季語は、日本、あるいは北半球に限定されたものであると分かるのかもしれません。昔の話ですが、夏目漱石がロンドン留学をしていた時にも、「ロンドンでは、俳句を読むような心持ちにはちっともなれない」と書いています。昔の伝統的な俳句に限って言うならば、俳句を生む詩情は日本独自のものであったと言えるのかもしれません。 しかし、今はそんなことを言っている時代でもないし、俳句だって世界中で書かれているのだから、季語だって詩情だって、日本特有のものだけが正当とするのはいささか時代錯誤でしょう。(そう言う「地域限定」の俳
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馬糞の値段
2021年8月29日 メルボルン郊外の我が家の近所では、道脇で大きな袋に入った馬や羊や鶏の糞を売っています。厩のある農場やら、羊や鶏やロバを飼っているところも多いので、肥料のために売っているのです。値段は20キロ入りくらいで2、3ドルがところ。乗馬用の馬をたくさん預かっているような商業的な厩のある農場の前には、山のように積んであったりするのですが、週末になるとすぐに売り切れます。だから、私のようなのんびり屋が、春先の週末に買いに行っても売り切れということがしょっちゅう。 (馬糞二十キロ入り) (馬糞はこんな感じ。全然臭くない) この週末も、天気は良いし、畑をしようと馬糞を買いに行ったら、もうどこも売り切れ。「馬糞難民」になり、近所をウロウロ車で走りまわり、もしやと考えて、いつもは行かない裏道に入ったら、ありました、ありました。そこで発見したのですが、車がたくさん通る表通りは高くて、一袋2ドル50セントが平均、強気のところは3ドル。ところが裏通りに入ると一袋2ドル、1ドル50セントのところもありました。こうなると馬糞も株価のよう。コロナのロックダウ
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シャーブルックの森を歩く
2021年8月22日 ネットフリックスで『アイヌモシリ』と言う映画を見ました。北海道の阿寒湖のほとりに住むアイヌの人たちの物語で、中学生のカントという名の男の子が主人公の映画です。このアイヌの人たちが「イヨマンテ=クマ送り」と呼ばれる儀式を40年ぶりに執り行うことになり、その儀式が行われるまでの半年間あまりの出来事や人間関係を描いたものです。淡々とした調子と、北海道の自然の移り変わりがとても美しい映画でした。 その中に印象的なセリフがありました。「雨が降るのは鬱陶しいけど、雨には雨の都合があって降ってるんだ」というものです。主人公のカントが、デボと言う近所のおじさんと森でキャンプをした場面で、雨にやり込められて、掘建て小屋みたいなところで雨やどりしている時、デボがカントにふと言った一言です。 映画の中の一言ですから、練り上げられたセリフなのでしょうけど、森の中で、自然と共に何千年も生きてきたアイヌの人たちが言いそうな言葉だなと思いました。 (シャーブルックの森) 翌日の午後、友達のギャリーと二人で近所のシャーブルックの森を歩いてきました。ギャリー
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こういう時は、脚を鍛えるのだ
2021年8月15日 メルボルンは今週も六回目のロックダウンがまだ続いていて、「おうちライフ」です。私は、先だって購入したミラーレスカメラを持って近所を徘徊し、そこまできている春の写真を撮ったり。 (梅とかいろいろな花が咲き始めている) それから今日はまたバーズランド公園の裏山へ自転車で行って、脚作りに鋭意専念しました。先週末はそこを歩いてきたのですが、今日はマウンテンバイクです。実は先週、この山を電気自転車で登っている人を見かけ、私は「こんな山は、電気バイクでなくったって登れるぜ!」と片腹痛く思ったのです。そんなで今日は実際に、「素の」自転車で登れるのか、やってみたわけです。 (写真に撮ると分からんが、かなりの急坂である。しかも草地で柔らかいので、ハンドルを取られる) 結果から言うなら、登れましたあ。 マウンテンバイクは太めのタイヤが付いているので、砂利道なんかは平気です。その上、思いっきり低いギアも付いているので、相当な急坂でも行けるはず。後は、私の脚がどうかだけ。 そんなスタンスで、裏山にチャレンジしたわけですが、坂道で、途中一回足をついた
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六回目のロックダウンなんで、近所を散歩です
メルボルンが六回目のロックダウンで、また家から五キロ圏内から出ちゃいけないことになりました。そこで、まあ近所を丹念に歩くしかないと。天気も良いし、春がそこまできてるなって感じなので、バーズランド公園に散歩です。 日曜日なんで、人出は多いです。駐車場もいっぱいなので、外に置いて歩きました。でも、林の中の道なので気持ちいいです。一キロほど歩くとヒョウタンみたいな池があって、ここを普通は一周して終わりなんです。 そこからさらに公園を突き抜けてどんどこ行くと、だんだん丘を登って行く感じに。ここまで来ると坂があってややきついので、健脚の人が多いです。公園の出口はこんなフェンスがあって、忘れ物が縛り付けてあって、フェンスを越えたところには可愛いワラビーちゃんがいました。 この公園は10年ほど前の山火事の時にひどく焼けたので、まだその時に燃えた木がたくさん残っています。この木なんか、燃えたからねじれているのか、ねじれた木が燃えたのか、どっちなんでしょうね。 その先には、こんな枯れ木があるんですが、見事に円錐形をしている枯れ木です。ここらあたりから登りがキツくな
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柚子(レモン)胡椒を作ってみたり
2021年8月1日 今日から8月。メルボルンの冬も山を越して、少し寒さが和らいだ感じです。昨日は暖かで、日永庭仕事。こんな句が浮かびました。 陽だまりで みかんを食べる 小春かな 鉄沈 まるでどこかのご隠居の句みたいですが、ロックダウンが終わっても、まだ規制があれこれ残っていて、自宅にいるしかないような日々が続いているから、こうなっちゃうのも仕方ないですな。 昨日はフェンスに這わしてある蔓の剪定をして庭師になったような気になったり、畑の雑草を抜いたり、夕方には腰が痛くなりました。レモンの木にはたわわに実がなっていて、数えたら200個くらいありました。こんなにどうしようかなと思っていたら、隣のマイケルが塀越しに、大きくて真っ赤な唐辛子をたくさんくれたので、柚子胡椒ならぬ、レモン胡椒を作ってみました。 日本にいたら作らないのだろうけど、メルボルンで日本製の柚子胡椒を買ったら目の玉が飛び出るほど高いので、柚子胡椒は自分で作っている人がたくさんいます。しばらく前だけど、近所のAさん夫婦の家で寄せ鍋を食べに呼ばれ
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オリンポスの果実
2021年7月23日 さて、東京オリンピックがいよいよ始まりました。競技を見るのが楽しみです。 そこで書架から、田中英光著『オリンポスの果実』というオリンピックが舞台の小説を引っ張り出しました。オリンピックが来る度に読む小説かもしれません。 田中英光は、1932年ロス五輪に実際にボート選手として出場した経験のある文学者でした。『オリンポスの果実』は田中自身の経験をほとんどそのまま書いていて、オリンピック遠征中にボート選手の主人公が、陸上の女子選手に恋をする物語です。80年前に書かれた小説とは思えない新鮮な文体で、最初から最後まで「君のことが好きだ」というメッセージに満ちている小説です。その感情は、あまりにもストレートで生々しいのだけど、これを読むたびに、スポーツをすることと恋をすることがこれほどに素晴らしいことだったのかと爽やかな気持ちになります。ボートを漕いでオリンピックに挑む若者の沸騰するようなエネルギーは、それだけでもすごいのだけれども、さらにそこに恋愛という要素が加わると、「そんなに力が余って、どうやって生きていくの?」という文学テーマに
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読書は横滑りしていく
2021年7月15日 日本へしばらく帰れないと、手元に読む本が足りなくなって苦心します。英語の本もずいぶん読んだけど、やはり体にぴったりしたシャツを着るように、日本語を読まないと生きている気がしません。そこで、書棚にある本を引っ張り出していたら、これまであまり手にしなかった本もあったりして、新しい発見もあります。 最近手にした本に、古い本ですが詩人の大岡信が編集した『折々のうた』(岩波新書)がありました。これは私の大学時代、親友だったM君が、私が1年間アメリカの大学に留学することになった時、餞別がわりにくれた本でした。一巻から五巻まであったはずなのですが、なぜか四巻が欠けています。でも、僕はその頃短歌や俳句にはちっとも興味がありませんでした。それどころか、『折々の歌』は今日まで全然読まないで本棚で埃をかぶっていました。M君は大学を卒業すると、広告代理店のコピーライターになり、いくつか大きな仕事もして広告業界ではちょっとは知られたクリエイターになりました。ところが働きすぎがたたって職場で倒れ、十数年前に帰らぬ人になりました。私が『折々の歌』の本を処
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